ZEH仕様の新築一戸建てを建てるメリット・デメリットを解説!

公開日:2021/11/15   最終更新日:2021/11/01

これから新築一戸建てを建てようとしている方も多いでしょう。その際、「ZEH住宅」という言葉を聞いたことはありませんか?「聞いたことはあるけどよくわからない」という方も多いですよね。そこで今回の記事では、ZEH住宅の特徴と、ZEH住宅のメリット・デメリットを紹介します。チェックして、新築一戸建てを建てるときの参考にしてください。

ZEH住宅とはどのような住宅を指すの?

そもそもZEH住宅とはどのような住宅なのでしょうか?ZEHとは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称です。

そしてZEH住宅は、生活の中で消費するエネルギーを減らし、一方で作るエネルギーを増やすことで、作るエネルギーが消費エネルギーを上回ることを目指した住宅を指します。地球温暖化が進み、環境問題がより強く浮き彫りになった今、注目されている住宅です。

そのため政府も、2020年までにハウスメーカーなどが建てる新築注文一戸建て住宅の半数以上をZEH住宅にすることを目指すとしています。さらに2030年までに、建売一戸建て住宅や集合住宅を含んだ新築住宅の平均で、ZEH住宅にすることを目標としているのです。

ZEH住宅の特徴とは?

ZEH住宅は、具体的にどのような特徴があるのでしょうか?主な特徴として、高断熱化や省エネに関する設備の導入です。高断熱化に関する設備を導入することで、建物自体の断熱性能を上げ、エアコンなどの空調設備を使わなくても快適な温度を保つことができるようになります。

また、省エネに関する設備の導入も行います。省エネ効果の高いエアコンや給湯器などを導入して、より少ないエネルギーで生活できるような環境を整えるのです。さらにエネルギーの収支が常に確認できるHEMSを導入すれば、より省エネを意識した生活ができるでしょう。

そして、ZEH住宅の目標でもある「作るエネルギー」として、太陽光発電を導入します。まさに自然のエネルギーである太陽を活用し、CO2を排出せずにエネルギーを作るのです。

高断熱化や省エネにつながる設備の導入と、エネルギーを作る太陽光発電の導入を同時にすることで、ZEH住宅が目指す「消費エネルギーよりも作るエネルギーが多い家」を実現できるのです。

ZEH仕様の新築一戸建てを建てるメリット

生活しながら環境問題に貢献できるZEH住宅ですが、どんなメリットがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

光熱費を抑えられる

ZEH住宅では、太陽光発電によって電気を自家発電できるため、光熱費を抑えることができます。

ヒートショックを防げる

ヒートショックは、急激な気温の変化によって血圧が変動し、体に悪影響を及ぼす症状です。主に真冬のお風呂に入る前後や、暖かい部屋から出た後などに起こります。

ZEH住宅は高断熱住宅なので、外気の影響を受けにくく、寒い冬でも住宅全体を暖かい温度に保ってくれます。そのため、お風呂に入る前後や暖かい部屋から出る時も急激な気温の変化が起こらず、ヒートショックを防ぐことができるのです。

停電時も電気が使える

太陽光発電の導入と同時に、太陽光発電で発電したエネルギーを貯めておく「蓄電池」を設置すると、災害などで停電が起きた際に、貯めたエネルギーを使って電気を使うことができます。蓄電池はZEH住宅に必須の設備ではありませんが、年々災害が増えてきているので、災害対策にもなり安心です。

補助金が受け取れる

国が定めた条件を満たしたZEH住宅を建てると、補助金を受け取ることができます。2021年度の補助金額は、1戸あたり60万円です。

住宅の資産価値が上がる

ZEH住宅にすることで、住宅そのものの資産価値が上がります。これは、2016年に国が施工した「BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)」という制度で、ZEH住宅が高評価を得ることができるからです。BELSで高い評価を得られる住宅は資産価値も上がるため、ZEH住宅の資産価値が上がるというわけです。

ZEH仕様の新築一戸建てを建てるデメリット

ZEH住宅は、メリットだけでなくデメリットもあります。どんなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。

導入コストがかかる

ZEH住宅1番のデメリットは、導入コストがかなりかかることです。新築一戸建てを建てるだけでもかなりのコストがかかる上に、省エネ設備や太陽光発電システムの導入費用がかかってきますZEH住宅を検討している方は、導入コストをしっかりと確認・把握しておきましょう。

太陽光発電が天候に左右され安定しない

太陽光発電は、太陽光のエネルギーを利用して発電します。太陽光が出ていなければ発電はできません。そのため、梅雨の時期や冬など日射量が少ない時期は、必然的に発電量が少なくなってしまいます。このように、太陽光発電によって発電されるエネルギーが不安定なのも、ZEH住宅のデメリットです。

屋根の形に自由が利かない

新築一戸建てを建てるにあたり、外観も重視して屋根の形にこだわりたいという方も多いですよね。しかしZEH住宅の場合、太陽光パネルを屋根に設置するため、屋根の形を自由に選べないというデメリットがあります。

 

ZEH住宅の特徴と、メリット・デメリットを紹介しました。ZEH住宅は、そこに住んでいるだけで、消費エネルギーよりも多いエネルギーを作ることができる、環境に優しい住宅です。ただし、導入時にコストがかかるなどのデメリットもあるため、長期的な目で見て建てる必要があります。

これからZEH住宅を建てたいという方は、メリットとデメリット両方を理解した上で、環境に優しい素敵な一戸建てを建ててください。

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