新築一戸建ての浴室選びのポイントとは?注意点も合わせて確認しよう!
新築の一戸建てを建てようと思われている方で、「お風呂の設計はどうすればいいのだろうか?」と悩まれている方もいるのではないでしょうか?お風呂は身近なものではありますが、普通の部屋とは大きく異なるため、とくに注意して設計する必要があるといえるでしょう。新築一戸建てにおいて注意すべき、浴室の選び方についてお伝えします。
新築一戸建ての浴室選びのポイント
新築で一戸建てを建てる場合、他の部屋とおなじく、お風呂も「理想のお風呂」にしたいものだと思います。ここでは、「色」「浴槽タイプ」「お風呂場の広さと浴槽の大きさ」の3点に分けて、浴室選びのポイントをお伝えいたします。
まず「色」についてです。「色」は、人の気持ちに大きな影響を与える要素のひとつであるため、あなたの好みに合わせながら理想的な選択をしていく必要があります。一般的な浴室の壁の色でいうと、やはりシンプルなホワイト系がもっとも人気があります。ホワイト系は水垢が目立ちにくいだけでなく、膨張色でもあるため浴室全体に開放感を与えることができます。ホワイト系とひとくちにいってもオフホワイト、アイボリー、スモーキーホワイトなど、ベージュ形の色が混ざったホワイトもあります。
選べる色には、どの色にもさまざまなバラエティがあるので、自分の理想の色をある程度決めたら、実際に業者の方に相談してみてください。ホワイト系以外では、反対にダークカラーで高級感を出すこともできます。ダークカラーは個性的な浴室デザインをでき、新築一戸建てでは一定の人気があります。
しかし、全面ダークカラーにしてしまうと暗さや窮屈な感じが出てしまうことが多いので、アクセントカラーとして一面だけをダークカラーにすることがおすすめです。光沢があるカラーを選ぶと、高級ホテルのような落ち着いた雰囲気を出すことができます。ダークカラーはカビが目立ちにくいというメリットがありますが、一方で水垢は目立ちやすいので、その点は注意が必要です。
最近はパステルカラーも人気で、ピンク、イエロー、薄いブルーやグリーンなども浴室のカラーとしてよく選ばれています。パステルカラーは、明るさに柔らかい雰囲気をプラスできるので、ホワイトだと少し物足りなさを感じる方にはとくにおすすめです。
また単色のカラーだけでなく、大理石などの石柄、木目調の柄などを選ぶことで浴室の雰囲気にアクセントをつけることもできます。お風呂は、人によって「シャワーを浴びるだけ」「湯船にじっくりつかってリラックスする」「ゆっくり読書をする」「動画などを見て楽しむ」「自分のケアをする時間をとる」など、さまざまな過ごし方が考えられます。自分が実際にお風呂で過ごしている想像をしながら、色を選んでみてください。
次に「浴槽タイプ」についてお伝えします。浴槽には主に7つのタイプがあげられます。
1つずつご紹介すると、
「ストレート浴槽」
水深が深く取れるように設計された標準的なタイプ
「コーナー水槽」
四隅を部屋にフィットさせることで空間を広く見せることができるタイプ
「ワイド浴槽」
浴槽内を広々と使えるタイプ
「Sライン浴槽」
形がS字になっていて節水をすることが可能なタイプ
「タマゴ型浴槽」
デザイン性が高いタイプ
「ななめ浴槽」
洗い場をゆったり使いたい方におすすめなタイプ
「アーチ型浴槽」
曲線美が非常にスタイリッシュなデザインのタイプ
それぞれに、生活の利便性やデザイン性などのメリット・デメリットが考えられますので、あなたのライフスタイルに合わせた浴槽を選択されることをおすすめします。
最後に「お風呂場の広さと浴槽の大きさ」についてです。こちらも、ライフスタイルに合わせて「広すぎず狭すぎない大きさ」を選ぶことが必要になってくると思います。
現在、一般的なお風呂の広さは約1坪であり、システムバスの場合1616(幅160センチメートル、奥行160センチメートル)と呼ばれるタイプが主流となっています。少し広めの1.25坪タイプ(1620と呼ばれる幅160センチメートル、奥行200センチメートル)も多く採用されており、こちらはよりゆったりと入ることができるので、家族で一緒に入る習慣がある場合にはこちらがおすすめです。
「ひとりずつ入る習慣になっている」「家族で入ることが多い」「将来的に子どもと一緒に入ることになりそう」など、それぞれのライフスタイルに合わせた浴室、浴槽選びをすることが大切になります。
新築一戸建ての浴室におすすめの設備
浴室の設備には、壁材などの材質、窓や特別な浴槽などが挙げられます。
まず、浴室の材質ですが、新築でオーダーメイド設計するのであれば、浴槽は人工大理石・FRP・ステンレス・ヒノキ・陶器など、床材はタイル・木製・ステンレス・樹脂系・天然石など、壁材はタイル・木製・塗装壁・パネル・シートなど、天井材はアルミ製パネルや樹脂製パネルなどのさまざまな材質から選ぶことができます。「自分の理想のお風呂で、のんびりリラックスしたい」と考えられている人の場合、お風呂のデザインは大きなポイントになると思われるため、材質にもこだわってみるのはいかがでしょうか。
次に窓については、そもそも窓を設置するか、設置するならばどれくらいの大きさにするか、ということがポイントになってきます。窓が大きいほど開放感や明るさを得ることができますが、外からの視線への配慮や保温効果の低下といったデメリットも発生するので、メリット・デメリットを合わせて考えてみる必要があります。
最後に特別な浴槽です。特別な浴槽として考えられるのは、24時間濾過されたキレイなお湯を一定温度に保ってくれる「24時間風呂」や、ジェットバス噴流機能のある「ジェットバス」などがあります。どちらも、利便性やリラックス効果を高めてくれるような設備となっているため、お風呂の時間をより心地よいものにしたい方は一度検討してみることをおすすめします。
新築一戸建ての浴室を選ぶ際に注意するべき点
新築一戸建ての浴室を選ぶ際の注意点としては「使うときのことを想像しながら選ぶこと」「収納スペースについてよく考えること」「2階以上に浴室を設置する場合、漏水に注意すること」があげられます。浴室はほとんど毎日使うものであるため、浴室自体にも収納スペースにも充分な広さがなければ快適に使い続けることがむずかしくなります。
また、水を使うので漏水にもやはり注意が必要です。実際にお風呂を使ってみると、「浴槽が少し狭かった」「収納スペースが充分じゃなかった」などの問題点が発生することがよくあります。そういった問題を避けるためにも、設計の段階で上記のような注意点をおさえて、浴室・浴槽選びを検討してみることをおすすめします。
ここまで「新築一戸建ての浴室選びのポイント」「おすすめの設備」「浴室を選ぶ際に注意するべき点」についてお伝えしてきました。お風呂は日々のリラックスタイムであり、楽しみのひとつだと思います。マイホームでのお風呂の時間を楽しく、理想的なものにするためにも、上で挙げたようなポイントをおさえつつ浴室、浴槽選びをしてみてください。そうすることで、きっと理想のお風呂を手に入れることができるはずです。