審査で重視されるのは年収だけじゃない!住宅ローンの審査基準とは

公開日:2022/06/15   最終更新日:2022/06/28

住宅ローンの審査基準とは

マイホームを夢見る方の大きなハードルとして、住宅ローンの審査があります。はじめての審査なら何を準備しておけば通りやすいのか、不安な要素が多いことでしょう。ここでは審査の大まかな流れや申し込みに必要な書類、審査で重視される要素を詳しく紹介します。住宅ローンの借入を検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

住宅ローンの審査の手順

住宅ローンの審査は一度だけでなく、事前審査と本審査に分けられています。審査の手順で混乱しないよう、大まかな流れを知っておきましょう。

1.事前申し込み

住宅ローンの事前審査を受けるため、まずは事前申し込みを行います。専用フォームを用いて自己申告の情報を入力するケースがほとんどで、専用フォームは銀行など金融機関の公式サイトで公開されています。入力は比較的簡単ですが、収入によっては源泉徴収票などを提出する必要がある場合も。

2.事前審査

早ければ翌日、遅くても1週間以内には登録したメールアドレス宛に結果が届きます。返済能力が大まかに判断されますが、事前審査の段階でよくない結果が通達された場合、本審査にも落ちる可能性が高いです。

3.正式申し込み

事前審査に通過したら、次は正式に申し込みを行います。申し込み時には住宅ローンの申込書以外に、源泉徴収票などの所得を公的に証明できる書類、売買契約書など不動産関連の書類、運転免許証などの本人確認ができる書類が必要となります。

4.本審査

本審査はさまざまな機関で入念に行われます。希望の金融機関や保証会社、団体信用生命保険などが審査を担当します。対象となるのは購入予定の物件の担保価値や、申し込む人の健康状態など。

結果は早くて2週間、遅くて1か月後には通達されます。実際に借入可能な金額や、借入開始時点での住宅ローンの金利、具体的な返済シミュレーションの提示がされます。

5.契約

本審査に通れば無事に契約締結となります。提示された返済シミュレーションをもとに、計画的に返済を進めていきましょう。

住宅ローンの審査で重視されるものとは

審査には、ほとんどの金融機関で重視される項目が10個存在します。事前審査で重視される項目が7個、本審査で重視される項目が3個です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

事前審査で重視される7項目

事前審査では本人に関する4つの項目、融資内容に関する3つの項目の合計7項目が重視されています。本人に関する4項目は次のとおりで、完済時年齢、借入時年齢、年収、勤続年数となります。

完済時年齢は住宅ローンを完済したときの年齢で、借入時年齢にローンの年数を加えて算出します。定年退職後も住宅ローンの返済ができるのかを判断しています。

年収は月々の支払い金額となる、月収の30%~35%を算出するときの判断材料となり、勤続年数は基本的に3年以上、固定給の正社員であれば有利に評価されるようです。

しかし、有利に評価されたいからと、年収や勤続年数をごまかしても確認書類の提出により虚偽申告は発覚します。必ず事実を申告しましょう。融資内容に関する3項目は借換えによる融資可能額、返済負担額、購入による融資可能額です。融資内容に関する3項目は個人信用情報が大きく影響を与えます。過去に支払い滞納の記録があると、ローンの借入に支障が出るので普段から注意が必要です。

本審査で重視される3項目

本審査では健康状態・担保評価・連帯保証の3項目が評価されます。健康状態は団体信用生命保険が評価を担当します。申し込み時に健康診断書や人間ドックの検査結果の提出が求められます。担保評価は保証会社が担当し、物件の資産価値を確認します。

仮にローン返済ができなくなった場合に売却可能であるかどうかを判断します。連帯保証は連帯保証人の有無が見られます。連帯保証人がつくと融資金額が優遇されるようですが、申し込んだ側がローンを返済できなくなったときに連帯保証人に支払い義務が課されてしまうため、慎重に検討しましょう。

審査に通りにくくなる要素とは?

実際に住宅ローンの審査に落ちてしまった人は何が原因だったのでしょう。

職業や勤続年数、年収

原因の大半を占めるのは職業や勤続年数、年収です。300万円から400万円の年収かつ、年齢が40歳以上と高めであると通りにくくなるようです。これから先も大幅な年収アップが見込めない場合もNGとなってしまうとのこと。

携帯代などの滞納

意外にも知られていないのが、携帯代などの滞納です。滞納の記録は個人信用情報として共有されます。7年ほど前の携帯代の滞納が原因で審査に通過できなかった人もいるため、普段から支払い滞納には充分注意する必要がありますね。

ほかのローン返済が残っている

車のローンなど、ほかのローンの返済額が大きいことも審査に影響するようです。一度に借入できる額には限界があるのです。一方、住宅ローンを組んでから車のローンを組むのは成功するケースが多いそう。車のローンを考えている方は、これから住宅ローンを組む可能性がないか慎重に検討したほうがよいでしょう。

ほかの金融機関だと審査が通るかも

たとえ1社目の審査に落ちてしまっても、ほかの銀行などの金融機関で融資を受けられた人は7割以上もいるようです。金融機関ごとに審査基準が異なることで、前回の審査時と同じ申し込み内容でも、融資を認められたり、逆に認められなかったりするのです。自分一人の年収だけでなく、パートナーと合算することで審査を有利に進めやすくなります。

 

年収だけでなく、年齢や健康状態、信用情報や物件の価値まで、さまざまな要素で判断されるのが住宅ローンの審査です。金融機関によって審査基準が異なるのもポイント。たとえ希望する金融機関に断られたとしても、諦めずに別の金融機関をあたることで通過する可能性も充分にあります。虚偽申告をしても自身の首を絞めるだけなので、事実の申告で通過する金融機関を見つけ、清々しい気持ちで夢のマイホームを手に入れたいものですね。

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