新築一戸建ての内装決めが難航しがちな理由とは?ポイントを抑えよう!

公開日:2022/02/15   最終更新日:2021/11/16


新築一戸建ての内部の印象を左右する内装。ここに打ち合わせの時間を多く割く方は多いです。「内装の種類が多くて決められない」「家具との調和性がイメージできない」等、悩みは尽きません。ここでは新築一戸建ての内装決めが難航しがちな理由、内装デザインの種類、内装を決める流れ、内装を決める際の注意点について紹介していきます。

新築一戸建ての内装決めが難航しがちな理由

新築一戸建ての内装決めが難航しがちな理由として、デザインが多すぎて決められないという声が多いです。一般的な建築会社は標準的な内装の中から選択する方式をとって、それ以外を選択したい場合はオプションとしている事が多く、施主が選びやすいようになっています。それでも多くのデザインがあるので検討に時間を要することになります。

また、建築設計事務所を通して建築する場合は、壁紙の選択一つとっても一苦労です。無数にあるメーカーの中から一つを選択する訳ですから、膨大な数の比較検討が必要になるでしょう。

次に多いのが、生活するために配置される家具との調和がイメージできないといった事です。これはまだ現実に存在しない空間のことを考えるので、当然といえば当然です。内装を考えるということは、未来に生活する空間を考えるということに他なりません。普段からどのような生活空間で生活したいか、生活動線はどのようなものが適切なのか、家具の種類や大きさはどのようなものが適切かを考えておくとよいでしょう。

最近は3Dツールで家具を含めたイメージ図を出力してくれる建築会社等もありますので、相談してみてもよいでしょう。間取りとのバランスが難しいといったこともあります。デザインも重要ですが、家は生活する場所ですから、機能性も重要になります。デザインや見た目にこだわりすぎて窮屈な間取りになったり、生活動線を阻害してしまったりしては意味がありません。

内装決めが難航する理由を述べてきましたが、一番重要なのは家族間でしっかりイメージを共有する事でしょう。家全体のイメージと内装が違うと不自然な印象を受けますし、子ども部屋、書斎、リビング等のイメージがバラバラではまとまりがなく、落ち着かない家になってしまいます。

新築一戸建ての内装デザインの種類とは?

新築一戸建ての内装デザインの種類は大きくモダン系、和風系、洋風系、ナチュラル系、シック系に分けられます。

モダン系はシンプルで多くの方に受け入れられるデザインです。長年生活する場所ですから、落ち着いた印象のモダン系は人気があります。

和風系は日本古来の風合いを前面に出したデザインです。漆喰や土壁、畳を利用することで部屋の調湿機能を兼ねるという機能面でのメリットもあります。

洋風系は輸入住宅や北欧系のデザインが人気です。可愛らしい家具と木目の濃い床材を合わせるカントリー風、淡いパステルカラーを多用した北欧風等、個性的な風合いを演出します。

ナチュラル系は木の風合いを生かした雰囲気が味わえます。家具も木を多用して木目を床材と合わせると、なおナチュラルな印象が引き立ちます。漆喰や珪藻土などの自然素材との相性もよいです。

シック系は高級感のあるダークカラーを使用し、落ち着きのある内装デザインで、飽きが来ないのがメリットです。

新築一戸建ての内装を決める流れ

まずは理想のイメージをつくる材料となる、たくさんの施工事例をチェックしましょう。日ごろから自分の気に入ったデザインを意識して覚えておき、建築会社の担当者と打ち合わせる際は、画像を見せて話をするなど具体的なイメージを伝えるとよいでしょう。

次に家族間の意思共有を行いましょう。自分が気に入ったデザインがほかの家族に受け入れられるものか確認し、画像を見ながら意見交換しましょう。家族間で意見の相違や決定が難しい場合は、建築会社のカラーコーディネーター、インテリアコーディネーター等と一緒に打ち合わせを行うのもよいでしょう。この部分は時間をかけて決めたいところです。内装は床から決めるとよいでしょう。床は目に入る面積が大きく、組み合わせるテーブルやソファも選びやすくなります。

次に面積の多い壁を決めましょう。部屋のイメージが固まったらキッチン、照明等を決め、最後にカーテンや家具を決めましょう。

新築一戸建ての内装を決める際の注意点

新築一戸建ての内装を決める際の注意点としては、アクセントはほどほどにすることです。センスのいい内装を意識しすぎてアクセントになるものを多く取り入れてしまうと、ごちゃごちゃした印象になります。また、デザインはトータルで考えるようにしましょう。

一部だけ印象が違うものを取り入れると、そこだけ目立って違和感のもとになります。統一感を意識しましょう。カタログだけでなく、実物を確認することも重要です。それぞれを適切に配置したつもりでも、光の当たり具合や大きさで印象が大きく違うものもあります。自信がなければインテリアコーディネーターなどに相談してみてもいいでしょう。

 

新築一戸建ての内装決めが難航しがちな理由、新築一戸建ての内装デザインの種類、新築一戸建ての内装を決める流れ、新築一戸建ての内装を決める際の注意点について紹介してきました。家の内装はトータルコーディネートが重要です。建築会社にはプロのコーディネーターが在籍している場合もありますので、疑問があればどんどん相談してみましょう。上記を参考に素敵な内装を実現しましょう。

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