子ども部屋はどれくらいの広さが適切なのか

公開日:2022/11/15   最終更新日:2022/10/31

新築一戸建てを建てるとき、子どもがいるご家庭では「子ども部屋をどのくらいの広さにするか?」悩む方は多いのではないでしょうか。なるべく広い部屋にしてあげたいという思いはありながら、土地の大きさや予算との兼ね合いを考えてしまうでしょう。そこでこの記事では、子ども部屋にはどれくらいの広さが適切なのか、徹底解説していきます。

子ども部屋の平均的な広さは4~6畳

新築一戸建てでの子ども部屋の平均的な広さは、4~6畳とされています。4~6畳とは具体的にどのくらいの広さなのか、畳数別に見ていきましょう。

4畳

4畳の子ども部屋は、かなりコンパクトな部屋です。子どもが小さいうちはいいですが、一人で寝るようになったとき、勉強机とベッドを両方置くには少し狭いでしょう。

もし、4畳の部屋を子ども部屋にする場合は、ベッドの下に勉強机が置けるようなロフトタイプのベッドと勉強机を選ぶことをおすすめします。また、勉強スペースはリビングなどに作り、子ども部屋はベッドだけ置くというケースも多いです。

4.5畳

4.5畳の子ども部屋は、コンパクトでありながらも、勉強机とベッドはしっかりと配置できます。ちょっとした本棚や収納棚なども置けるでしょう。

6畳

6畳ほどの子ども部屋なら、勉強机、ベッド、収納棚や本棚を置いても、まだスペースに余裕があります。友達を呼んで子ども部屋で遊ぶということも十分可能です。

6畳以上

6畳以上の子ども部屋は、かなり広めです。勉強机やベッドのほか、大きめのおもちゃや趣味のグッズも置けるでしょう。また、6畳以上の子ども部屋なら、兄弟姉妹で一緒に使うというご家庭も多いです。

広さを決めるときのポイント

子ども部屋の広さによって、家のどこに配置するか、リビングに勉強スペースを作るかなどが変わってきます。具体的にどのような点に着目しながら子ども部屋の広さを決めるべきなのか、詳しく見ていきましょう。

ベッドと勉強机が置けるかどうか

子ども部屋にベッドと勉強机を両方置きたい場合は、しっかりと配置できる4.5畳以上の子ども部屋がおすすめです。今は子どもが小さくても、ある程度大きくなれば、子ども部屋で、一人で寝るようになるでしょう。また、リビングに勉強スペースを作らない場合は、勉強机を置けるスペースも確保することをおすすめします。

逆に、リビングに勉強スペースがあり、収納もファミリークローゼットなどで十分にある場合は、4畳ほどのコンパクトな部屋でも十分です。子どものライフスタイルに合わせて、子ども部屋で何をするのかを考えて決めましょう。

日当たりがよく明るいかどうか

子ども部屋を決めるにあたり、広さばかりに気を取られてしまいますが、広さ以外で大切なのが日当たりです。これからどんどん成長をしていく子どもの部屋は、明るいところにしてあげたいという方がほとんどでしょう。窓の大きさや部屋の方角などで、明るい部屋を選びましょう。

子どもの成長に合わせられるか

子どもはどんどん成長をしていき、ライフスタイルもどんどん変わっていきます。そのため、子どもの成長に合わせられる子ども部屋にすることが大切です。

よくあるのが、大きめの子ども部屋を兄弟姉妹で使い、子どもが大きくなったら分けられるようにする設計です。外せる仕切りをつけ、ドアやクローゼットも最初から2つつけておくと、すぐに兄弟姉妹別々の部屋にできます。

兄弟姉妹で平等な広さの子ども部屋にできるか

兄弟姉妹がいて子ども部屋をいくつか作らなければいけないご家庭は、兄弟姉妹で平等な広さにできるかどうかも考える必要があります。

子ども部屋は、子どもが独立するまで長い期間過ごす場所です。そんな子ども部屋の広さが不平等だと、子どもも不満が募ってしまいます。そのため、兄弟姉妹分の子ども部屋を作る場合は、平等な広さにすることも考えておきましょう。

広さや数が足りないときはどうするべき?

土地や家全体の設計の関係で、子ども部屋の広さが足りなかったり、数が足りなかったりすることもあるでしょう。ここからは、子ども部屋の広さや数が足りないときの対処法をご紹介します。

広さが足りないときは配置する家具を工夫

子ども部屋の広さが足りないときは、配置する家具を工夫することで、子ども部屋としての役割を果たせます。たとえば、先ほどもご紹介した、ベッドの下に勉強机が置けるロフトタイプのベッドなどです。さらに、収納がついているベッドにすれば、収納棚も必要なくなります。

数が足りないときは仕切りを作って個室空間を

兄弟姉妹分の子ども部屋を作ってあげられないというときは、先ほどもお伝えしたように、一つの部屋を二つに分けられるようにするのがおすすめです。

もし、二つに分けられるほど広い部屋を作れないという場合も、部屋の真ん中に家具や二段ベッドなどを置いて仕切り代わりにしたり、突っ張り棒でカーテンをつけたりすれば、個室空間を作れます。

子どもが独立した後のことも考えてみよう

子どもは、いつか巣立っていくものです。そのため、子ども部屋を設計するときは、将来子どもが独立した後のことも考えてみましょう。

子どもが独立した後、子どもの荷物がそのまま置いてあったり、ただの空き部屋や物置部屋になったりしてはもったいないです。子どもが独立した後の子ども部屋の活用法としては、趣味部屋にしたり、書斎にしたりする方が多くいます。

また、お客さんが泊まりにきたときのゲストルームにするというのも一つの手です。ゲストルームにしておけば、たまに子どもが帰ってきたときも安心して泊まれるでしょう。

このように、子ども部屋を作るときは、子どもが独立した後のことも考えて作ることで、その部屋を無駄にせず、ずっと活用できるのです。

まとめ

子ども部屋の広さを決めるときは、子どものライフスタイルや成長に合わせて決めるのがおすすめです。また、子ども部屋は狭いからダメということは決してありません。

たとえ4畳や4.5畳のコンパクトな部屋でも、その分リビングで過ごす時間が増えれば、家族のコミュニケーションが増えます。そのため、広い子ども部屋にこだわらず、子どもと家族のライフスタイルに合った子ども部屋を設計してください。

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